C. labiata(カトレア ラビアタ)

 

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【背景・歴史】

labiataは、他の植物を搬送するための梱包材料として英国に送られた

それをwilliam cattleyが栽培・開花させたことによって世に知られるようになったという有名なエピソードがある


 

【自生地】

当初、発見場所はリオデジャネイロ近郊(北部)のオルガン山脈で見つかったと言われていたが実際は異なる

本来の原産地は、ブラジル東北部のペルナンブコ州。標高700m1200m程度の広大な原生林で、樹木に着生

自生地付近には四季がなく、季節は雨期(夏;117月)と乾期(冬;710月)のみ

(季節は場所によって2ヶ月程異なる場合もある)

雨期は1828℃、年間1500mmの降水量がある。長い期間厚い雲に覆われ、熱帯の強烈な直射日光にさらされることは少ない

乾期は1222℃であり、日中は強烈な直射日光にさらされ、かなり乾燥した環境になるが、日中以外は高い湿度があり、夜間には重い霧が山全体を包み込み気温も下がる

 

 

 

【生育サイクル】

初春に新芽がでて、春・夏の間に生育・バルブが完成し、夏頃にシースをつけ、晩夏〜秋頃開花する。個体によっては新芽の生育、開花がずれる

1番芽が早く成熟すれば、しばしば2番芽を出して生育・成熟し、秋に両方のバルブから同時に花が咲く

リードを完成させた後、開花まで23ヶ月休息する


 

 

 

【栽培ポイント】

典型的な秋咲き種で、原種カトレアの中では栽培難易度は易しい

特に注意するポイントはない。通常のカトレアの栽培で問題ないだろう

amoenaamesianaは、新芽の成長が比較的遅く、開花時期は、少し早いらしい

 

<水>

花後の休眠期は、 水を控えめにする。休眠期に水が多い場合、根腐れを起こしやすい


<温度>

冬の最低温度は12℃以上はあった方が良いと思われる


<日照>

amoenaamesianaは、葉が薄く、夏の暑さにもやや弱いそうなので、夏の遮光は強めにした方が良いという意見もあるが、個体差やそれまでの栽培にも影響を受けることが予想され、一概には言えないかもしれない


<植え替え>

春、新根の伸長を確認した時が最も良い

 

 

【開花ポイント】

典型的な短日性カトレアで、日が短くなること感知して花芽分化し開花する

labiata系統は曇天に敏感に反応し、夏に曇天がしばらく続くと、短日と勘違いし、開花時期が早くなることがしばしばある

輪数を多く付けたければ、葉がやや黄ばむぐらいの日照に当てた方がよい

 

 

 

【その他】
albaは良い花が少なく、Nelsonが最良か
C.labiata 'Goliath' AM/JOSやC. labiata coerulea 'Sky Light'には交配種疑いがある
 
 
 
 
© 2013 ベランダ蘭栽培48のホームページ

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